昨年までの正月には、意識していたことでもあるので、結構、雪山の夢を見た
いや、夢、というより、「夢のような意識」だったのだと思う
夜、布団に潜り込んで、しばらく雪山のことを想う...そんな日が随分とあった
しかし、昨年の残雪期を取り止めてから、まったく「夢想」などしなくなった
もう、そんな年でもないから、というのが最も大きな理由になったと思う
確かに、あれ以来まったく「未練」らしきことなど、少しも持たなかった
諦めも、あっさりと...
夢中になっていたものを、捨て去るのが、こんなにあっけないものだと、改めて知らされた気がする
今では、もう「山登り」の意欲は、すっかり失せている
昨夜...四十年前の自分の「ひたむきさ」の夢を見ている
毎年、年末年始に欠かせない「正月合宿」
起きてからも、その断片を覚えているのは、
明け方になって、うっすらと意識が起きている中でも...自分でその姿を追いかけたからなのだろう
夢でいい
「未来の夢」を見ようとは思わない
「過去の夢」を、「夢想」の中で描くのも、意外と楽しいものだ
もう人生の「逆算」を出来る時期になっている
過去の自分の「ひたむきさ」を、追いかけることを意識しながら、現実に生きよう
そんな「夢」もある