私の音楽鑑賞は、いったい何時から止ってしまったのだろう
いや、決して聴かなくなった訳ではない
しかも、ときどき...本当に時々、演奏もする...子どもとの戯れだが...
昨日、NHK「クラシック音楽館」の番組を録画しており、それを先ほど鑑賞した
コレクションとして、毎週録画しているが、昨日の今日というのは、私自身珍しい
一つは、会場が東京オペラシティで懐かしかったこと
もう一つは、久し振りにブラームスでも聴こうか、と
コレクションのCDや、YouTubeで聴くものは、随分と世代の古いものばかりだし
むしろ、新しい演奏よりも、好んで古い演奏を聴いてきた
しかし、このオケ「ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団」
そして指揮者の「パーヴォ・ヤルヴィ」...あっという間に、私の心に入り込んでしまった
第一、第二バイオリンの配置、二管編成...従って、通常のオケよりかなり演奏者は少ない
それでいて、ブラームスの重厚さは、少しも損なわれていない
もう何年も音楽雑誌を読んでいない
だから、現在どんな演奏家たちが注目されているか、などさっぱり解らなかったが
まあ、批評家の評価はどうあれ、私自身はかなり気に入ってしまった
最後に演奏した「交響曲第一番」の序奏部のテンポには面食らったが
この身震いするほどの「新鮮さ」を感じたのは、もう何十年も前の「イ・ソリスト・ベネティ」の演奏で、
ビバルディの「四季・冬第一楽章」を聴いて以来だ
フルトベングラーやトスカニーニ、チェリビダッケ、クナパーツブッシュなど
いわゆる個性派ぞろいの指揮者の時代は終った、と思っていたので
まさか、今頃になって、こんな新鮮な演奏を聴くことができるとは思ってもみなかった
北尾根を終えたら、コンサートや新しい音楽の情報などにも、向き合おう